足場不要で安全性・確実性の高いロープアクセス工法による外壁調査とは?

足場不要で安全性・確実性の高いロープアクセス工法による外壁調査とは?

足場を作る必要がなく目視による高精度な外壁調査ができる

ロープアクセス工法とは、身体に結びつけたワイヤーやロープを使って宙づりの状態で打診調査を行う調査方法です。従来の打診調査と異なる点は、足場を組み立てたりゴンドラを使用する必要がありません。

調査員自らが壁を打診棒を使って目視調査を行うので、赤外線調査やドローンよりも調査の精度が高いのが最大のメリットです。足場等の設備を組み立てる手間もコストもかからないので、従来の打診調査よりも費用をかけずに済みます。

高所作業でのブランコ工法やゴンドラとの違い

ブランコ工法とは、ロープアクセス工法の別名です。ブランコのような宙づりの足場に腰をかける調査方法もありますが、基本的にはロープアクセス工法を指すものと思ってください。ゴンドラは高所作業用に吊り下げられた可動式のゴンドラ作業車を指します。乗り物に乗って作業をするので、広範囲かつスムーズな調査が可能です。

乗り物を使うか使わないかの違い以外にも、設備を設置するためのコストがかかるといったメリットとデメリットに差異があります。

ロープアクセス工法のデメリット

ロープアクセス工法は調査員が屋上からワイヤーロープで吊り下げられるため、安全性という観点からリスクが懸念されています。調査に使用する器具やワイヤーロープは、基本的に安全基準を満たしているはずです。

しかし、基準に満たない粗悪品を使用しているケースも報告されるなど、赤外線やドローンに比べると安全性は低いと言わざるを得ません。また、調査員が物理的に調査を行うため、工期が長くコストもかかりやすいのがデメリットです。

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