外壁調査に関するよくある質問とは?疑問にわかりやすく回答
外壁調査を指定された期間外で実施した場合はどうなる?
そもそも外壁調査には調査の義務と報告の義務があるため、報告書の提出期間を過ぎれば督促が来るようになります。地域によって異なりますが、報告期限を過ぎての実施に止むを得ない事情があれば注意だけで済みますが、督促を無視し続けた場合には建築基準法の第101条に則り罰則を言い渡されるリスクが高いです。
これだけなら最悪100万以下の罰金で収まりますが、実施しなかった期間中に事故が起こった際には管理者責任を追及され、さらに重い罰則を課せられる可能性があります。
業者を選ぶ目安は?
外壁調査を行う調査員の経験・実績は、特にチェックしておくべきポイントです。見積もりの際に電話対応なども直接確認できる方法なので、相手の態度なども注意しておきましょう。また、公表されている施工事例が豊富であることや、無料の見積もりや相談の有無、説明のわかりやすさ等も重要です。
実際に見積もりを出してもらう際、見積書の内容が具体的に記載された透明性のあるものかも判断材料になります。また、その業者に依頼した人の口コミや評判を事前に調べておくのも良いでしょう。
外壁調査は自分で行っても問題ない?
原則的に、外壁打診調査は外壁打診調査事業者の肩書がある者が行います。セミナーを受講して外壁打診調査士、または上級外壁打診調査士であれば問題ありません。厚生労働省では、一級建築士か二級建築士、建築物調査員資格者証の交付を受けている者、同等以上の知識・経験を有すると認められる者とされています。
これに該当するのであれば、自ら外壁調査を実施しても抵触には当たりません。ただし、報告する際にはそれを実証する必要があります。