メジャーな外壁調査方法のTOP3を紹介!それぞれのメリットを解説
ドローン
ドローンは遠隔操作をしながら、安全に外壁調査を行える近年では主流となりつつある調査方法です。機動性を生かして高所や建物の隙間、目視では難しい箇所をカメラ視点からのリアルタイムでの確認や撮影を行えます。
ドローンの最大のメリットは、必要以上に設備がかからず人員を割かない点です。そのため、コスト削減に大いに貢献し、外壁調査方法のなかでもトップクラスのコスパと言えるでしょう。赤外線撮影なども可能なので、ドローン+赤外線は現在の外壁調査の主流となりつつあります。
赤外線サーモグラフィー
赤外線による外壁調査は、双眼鏡や望遠鏡とは違うベクトルでの遠隔調査方法です。一般的な赤外線カメラ同様に、外壁の表面温度を赤外線カメラで建物の外壁全面を撮影し、外壁タイル赤外線画像を解析する調査方法を指します。画像解析によって壁面の浮きを抽出し、異常個所を探し当てるのが主な目的です。
ドローンのような機動性はありませんが、人員や設備設置などの必要がなくコストがかからないというメリットがあるので、外壁調査の現場で重宝されています。
打診棒(パルハンマー)
従来の外壁調査方法に用いられ、人的による壁面を叩いて異常個所を見つける調査方法です。先端には鉄球が付属しており、タイル等の壁面を叩いたり滑らせることで浮きを診断します。叩いたときの音で浮き部と健全部を確認するため、ドローンや赤外線よりも確実性が高いとされている調査方法です。
実際に人員を使っての外壁調査となるため、調査員にかかる人件費や安全性のリスクなど遠隔調査に比べてコストがかかるのがデメリットとなります。